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氷河期世代が叶えた夢

Date:2025.02.20 Posted by:dev_kt

こんにちは。開発ブログの運営担当、ktです。

「就職氷河期世代」として社会に出た私は、多くの同世代と同じように、希望する仕事に就くことができませんでした。
生活のためにアルバイトや非正規の仕事を続けていましたが、思い描いていた未来とはかけ離れた現実に直面し、「このままでいいのか?」という焦りが募るばかりでした。
そんな私が今では安定した生活を手に入れています。
その転機となったのが、プログラミングとの出会いでした。

もともとパソコンが好きで自作もしていた私は、「プログラミングなら自分に合っているかもしれない」と考え、独学を始めました。
まずは本を買い、JavaでGUIの電卓プログラムを作成。試行錯誤しながら、ようやく動かせたときの達成感は格別でした。
さらにJavaの資格を取得し、自信がついたことで、「この道で正社員を目指そう」と決意しました。
この選択が、私の人生を大きく変える第一歩となったのです。

正社員として最初に就職したのは、受託開発ではなくSES中心の会社でした。
最初の研修でWebアプリケーションを作成したとき、想像以上に難しく、思うように動かないプログラムに苦戦したことを覚えています。
しかし、その分、問題を解決できたときの達成感も大きく、「もっと学びたい」という気持ちが強くなりました。
実際の案件では、プロジェクトごとに新しい技術を習得しなければならず、最初は大変でしたが、次第にそれが楽しさに変わっていきました。
こうして少しずつスキルを磨きながら、プログラミングを仕事として確かなものにしていったのです。

スキルを積み重ねる中で、縁があり今の会社へ転職しました。
ここでは受託開発の案件も多く、より幅広い経験を積むことができました。
収入も安定し、将来への不安が少しずつ和らいでいくのを感じました。
そんな中で結婚を決意し、家庭を築くことに。
さらに、マイホームを購入し、子供を持つこともできました。
夢だった趣味のゲームを子供と遊ぶことも叶えることができました。
かつて「このままで大丈夫だろうか」と不安だった日々を思い返すと、今の生活がどれほど幸せなものかを実感します。

私の働く会社には、大学を中退した人や前職の労働環境が厳しかった人など、何らかの挫折を経験して入社してくる仲間が多くいます。
でも、スキルを磨き、努力を続けることで、人生は切り開いていける。私はそう信じています。
エンジニアとして生き残ってこられたのは、どんな環境でも「嘆く」より「最善を尽くす」ことを選び続けたからです。
仕事をしていれば、思い通りにいかないことも、壁にぶつかることもあるでしょう。でも、その環境の中でできることを見つけ、積み重ねていけば、必ず成長できます。
ここで経験を積み、技術を磨き、自分の道を確立していってほしいと思います。
目の前の一歩を大切にすれば、その先に思い描く未来が待っているはずです。

開発ブログも書いています。
https://techblog-softem.com/developers/blog/